普光寺の磨崖仏 ~周辺観光のご案内~
豊後磨崖仏には巨大な彫像がありますが、当地の中で規模の大きさを代表するのがこの磨崖仏で、県下最大といわれています。
凝灰岩の垂直大壁一面に火焔を描き、その下に大きな両眼をむき出し右手に剣を握り左右に二童子、(向かって左が制多迦童子、右が矜羯羅童子)を従え、結跏跌座した不動明王像が中肉彫にしています。
表情は大らかさに溢れ、微笑ましくも無邪気という感じがして、見飽くことがありません。鎌倉時代の作と言われています。
豊後国志に言うところの日羅建立の7ヶ寺の内、普光寺にあたりこの不動三尊像も7ヶ所にそれぞれ彫った中のひとつと伝えられています。